
デビュー作『ルイジンニョ少年』の次に出版された栄子さんの初期の作品です。大きなあしあとを見つけた人間のけんちゃんが、誰のものなのか確かめるために、動物たちにあしあとをつけてもらいます。けれど、けんちゃんだけ靴を履いているので何だかのっぺらぼうみたいなあしあとで、動物たちからからかわれてしまいます・・・
あとがきにも書かれていますが、「人間も動物もみんな持っている、世界にたった一つしかないはんこ”は自分のあしあと」というメッセージが込められています。
『あしあとだあれ』(ポプラ社)
文/角野栄子 絵/田島敬之
1970年8月