本日の入館について(当日受付状況)
入館方法
Instagram
ENGLISH

第6回 企画展「水平線のむこうであえるかな」

概要

角野栄子さんの作品には、“海”や“船”がたくさん登場します。栄子さんが小さかったころ、日本は戦争中でした。海のむこうにある外国は頭の中でしか想像できない、とても遠い世界でした。そして戦争が終わり、「外国へ行きたい」「海外の文化に触れたい」という想いがどんどん大きくなりました。24歳のとき、ついに船に乗ってブラジルへと旅立ちました。2か月にわたる船旅でしたが、全く退屈はしませんでした。栄子さんはずっと水平線のむこうを見つめていたからです。

ゆっくり進む船の上から見える丸みを帯びた一本の線。そのむこうに、月が出たり、日が昇ったり、島が現れたり、船が現れたり。「次はなにが出てくるんだろう」とワクワクする気持ちが栄子さんの心に芽生えました。

”水平線”は「見える世界」と「見えない世界」の境い目。そこから不思議が現れる。魔法も現れる。
そう栄子さんは話します。栄子さんにとって”水平線”は、想像力や創作の原動力なのです。
ブラジルでの実体験は、栄子さんの最初の作品『ルイジンニョ少年:ブラジルをたずねて』に実を結びました。

今回の企画展では、観る人が水平線のむこうを自由に想像できるような不思議な仕掛けを用意します。また、鴨沢祐仁さんが描いた『ズボン船長さんの話』の原画を特別に展示します。

水平線のむこうにあるワクワクを、ぜひ会場で一緒に感じてください。

会期

2026年4月20日(月)~2026年10月26日(月)

会場

魔法の文学館(江戸川区角野栄子児童文学館)2階ギャラリー

関連作品

<写真左上から>
『ルイジンニョ少年:ブラジルをたずねて』かどのえいこ作/福原幸男絵 ポプラ社 (2019)
『シップ船長』シリーズ 角野栄子作/オームラトモコ 偕成社
<2列目左から>
『ズボン船長さんの話』角野栄子 角川文庫/KADOKAWA (2014)
『総特集 角野栄子 水平線の向こう』 角野栄子 河出書房新社 (2024)
『ズボン船長さんの話』角野栄子作/鴨沢祐仁画 福音館書店(1981)

『ルイジンニョ少年:ブラジルをたずねて』かどのえいこ作/福原幸男絵 ポプラ社  (2019)

24歳のときにブラジルへ渡った栄子さんが、現地で出会った少年・ルイジンニョとの交流を描いた自伝的小説。新しい世界へ飛び出す勇気と、国境を超えた友情の尊さを教えてくれる1冊です。

『ズボン船長さんの話』角野栄子作/鴨沢祐仁画 福音館書店 (1981)

ケンは夏休みに海辺の町で近所に住む元船長さんと知りあいます。船長さんの家は船のような形をしていて、その名も”ズボン号”。部屋には船長さんの”宝物”が置いてあって…。ズボン船長さんの七つの海の冒険にまつわるお話です。

文庫版『ズボン船長さんの話』角野栄子 角川文庫/KADOKAWA  (2014)

100%ORANGEさんによる可愛らしいイラストで、福音館書店刊行の『ズボン船長さんの話』が文庫版として刊行されました。

『シップ船長といるかのイットちゃん』他全5作シリーズ 角野栄子作/オームラトモコ 偕成社

シップ船長は海のなんでもやさん。どんな頼まれごとも「ハイハイ、ホイホイ」引き受けちゃうから大変!ゆきだるまを運んだり、うみぼうずが出てきたり…。ユーモアにあふれた幼年童話シリーズです。
ー『シップ船長』全5作シリーズー
『シップ船長といるかのイットちゃん』
『シップ船長とくじら』
『シップ船長とゆきだるまのユキちゃん』
『シップ船長とうみぼうず』
『シップ船長とチャンピオンくん』

『総特集 角野栄子 水平線の向こう』 角野栄子 河出書房新社 (2024)

50年以上にわたる栄子さんの作家活動についてまとめた1冊。キキとジジへの書き下ろしのほか、論考・エッセイ、講演録、ロングインタビューなども掲載されています。

協力
トーイズ
ポプラ社
福音館書店
KADOKAWA
偕成社
河出書房新社

一覧へ

PAGE TOP